日産の三菱買収の理由は?燃費不正問題の補償はどうなるの?

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三菱自動車がまたやらかしてしまいましたね。

本来であれば、被害を被った日産自動車は三菱自動車との関係を断ち切りたいはずです。

しかし現在日産自動車は三菱自動車を買収して傘下に収めようとしています。

買収の理由はどんな事でしょうか?

また今回の燃費不正問題補償は最終的にどうなるのでしょうか?

三菱自動車の燃費不正問題

現在大きな社会問題にもなっている三菱自動車の燃費不正問題の概要をおさらいしてみたいと思います。

2000年 大規模なリコール隠し事件

「三菱自動車工業」だけでなく、系列「三菱ふそうトラック・バス」でもリコール隠しが発覚

2004年 リコール隠し事件が再発

再び「三菱ふそうトラック・バス」でリコール隠しが発覚

2011年 日産自動車と業務提携

「NMKV(日産・三菱・軽自動車・ヴィークルの略)」という合弁会社の立ち上げ

2013年 「NMKV」から第1号の自動車完成

三菱:「ekワゴン」「ekスペース」

日産:「デイズ」「デイズルークス」(OEM供給)

2016年 三菱自動車 燃費数不正

この燃費不正に、最初に気付いたのがOEM供給を受けている日産自動車

日産自動車からデイズの燃費の数字がおかしいと指摘を受けて発覚

販売中止車種

三菱:「ekワゴン」「ekスペース」

日産:「デイズ」「デイズルークス」(OEM供給)

三菱日産

出典:cdn.mainichi.jp

三菱自動車は過去にもリコール隠し事件などで企業イメージを失墜させています。

今回は素早く相川哲郎三菱自動車社長などが謝罪会見を開いて、燃費データ偽装の事実を公にして頭を下げられました。

国土交通省からも、詳細な調査指示を受け内部調査を開始しました。

三菱不正

出典:img.response.jp

日産デイズ燃費改ざんの今後の対応は?所有者へのエコカー減税の返金やリコールは?

燃費不正事件の経緯

この不正事件には「三菱自動車(性能実験部)」と「三菱自動車エンジニアリング株式会社」が関与しています

「三菱自動車エンジニアリング株式会社(MAE)」

  • 三菱自動車が100%出資している子会社
  • 燃費データ測定を担当
  • 目標値が高すぎる

1.三菱自動車「性能実験部」は、業務範囲を超えた高い燃費目標を設定

  • 子会社への丸投げ

2.三菱自動車エンジニアリング株式会社へ燃費目標値を丸投げし燃費データ測定を依頼

  • 異なる測定方法

3.三菱自動車エンジニアリング株式会社国土交通省から指示された「惰行法」ではなく「高速惰行法」で燃費計測

  • 適当な計算

4.更に、目標値の燃費数値が得られなかったので走行抵抗値を机上の計算で都合の良い様に作成して性能実験部に提出

  • 見て見ぬふり

5.三菱自動車「性能実験部」管理職は高い燃費目標値を迫られている事、再試験を行う時間がない事からこのデータが正規のデータでないことを知りながら承認

以上が大まかな事件の顛末です…。

新たな不正が発覚…

そして、調査した結果驚愕の事実が発覚したのです…

燃費不正車は「NMKVとの共同開発車4車種」だけではないようです!

  • 三菱自動車が現在販売中の13車種中10車種に燃費不正の疑い
  • 1991年から国が定めた方法と違った燃費測定方法を継続して実施
  • カタログ数値より15%も燃費の悪い車種が見つかる

「三菱自動車エンジニアリング株式会社」で実際に燃費測定していた管理職は、国土交通省が定めた正規測定法である惰行法の測定経験すらなかったようなのです!!!!!

三菱自動車は酷過ぎで言葉も出ないですし、今まで何十年もそのズサンさが、通っていたと考えると国土交通省の管理の甘さにも驚きです…

三菱自動車の企業体質

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三菱自動車は過去にも不正によって大きな社会問題を引き起こしています。

2000年 大規模なリコール隠し事件

「三菱自動車(乗用車部門)」と「三菱ふそうトラック・バス(大型車部門)」でリコール発覚

本来であれば国土交通省(当時は運輸省)に届け出なければならない不具合を社内で隠蔽していました。

警視庁交通捜査課が三菱自動車工業本社などを家宅捜査する事態に発展

当時の代表取締役社長が引責辞任

当時の副社長が書類送検(東京地検)

それでも国土交通省から開示を求められた一部の不具合情報を隠し

適切な欠陥対策を取らなかったことで人身事故も発生しています…

その後「三菱自動車」は「三菱ふそうトラック・バス」を切り離して分社化

2004年 リコール隠し事件が再発

再び「三菱ふそうトラック・バス」でリコール隠しが発覚

もちろんこれらの事件で三菱自動車の社会的信頼は失墜。

資本提携先で筆頭株主であったダイムラー・クライスラーからも財政支援を打ち切られています。

信頼回復への取り組み

度重なる不正事件後、三菱自動車は社運をかけて信頼回復に取り組みます。

2013年 リコール発表

新型のプラグインハイブリッド車であるアウトランダーPHEV

リチウムイオンバッテリーにリコールを必要とする不具合が見つる

迅速に対応!

2013年のリコールでは、即座にリコール発表を行い

報道陣を集め、不具合の発生した経緯を実際の生産工場に招いて、工場見学させながら説明。

企業として積極的に情報を開示する姿勢を見せています!

企業体質も変化?

今回の燃費データ不正問題も、日産自動車からの指摘ではありましたが

直ぐに謝罪会見を開いて問題を開示しており、根本的な企業体質は2000年当時とは全く違うようです。

三菱自動車と日産自動車の関係

しかしながら、今回の燃費データ不正問題は、日産自動車にとって大打撃でした…

今回燃費不正が発覚した軽自動車は、三菱自動車のOEM車とは言え、共同出資した自社の息の掛かった工場で作られた軽自動車なので、当然ですよね…

三菱自動車:軽自動車を生産し、日産へ提供

日産自動車:軽自動車を作る工場を、三菱へ提供

簡単に言えばこのような、関係だった「三菱自動車」「日産自動車」

本来であればこれほどの大問題を発生させ、日産自動車の企業イメージも落としかねない行為を行っていた三菱自動車をトカゲの尻尾切りしたいところでしょう…

ところが日産自動車は、三菱自動車を買収したのです!

日産の三菱買収の理由は?

日産自動車は2,370億円もの巨費を投じ、三菱自動車の発行済み株式34%を取得し、三菱自動車の筆頭株主になりました。いわゆる、日産自動車が三菱自動車を買収しましたね!

まだ今回の不正問題も解決どころか全容解明すら出来ていないこの時期に?

このタイミングで日産自動車が三菱自動車を買収した理由や狙いは何だったのでしょう?

本当の買収理由はまだどちらの企業からも発表されていません…

買収の理由は…

  • NMKVを立ち上げた時点で日産側は軽自動車を自社生産したい考えがあった
  • 自社生産・販売を行うには、時間も費用も掛かるので、三菱に作らせたい
  • 不正問題で三菱の企業体質の弱った今が絶好の機会だった
  • 株価の下がった、三菱自動車を海外の企業などに買収される前に、比較的安価に手元に取り込みたかった狙い
  • 東南アジアに生産拠点を持つ三菱に便乗して、日産も販売シェアを拡大する狙い

日産側にしてみれば、三菱自動車を傘下に収めることは様々な面で好都合だったと言えます。

世界販売台数2位に?!

現在、日産自動車はフランスのルノーの傘下に収まっています。

ルノー+日産+三菱=世界販売台数950万台

これは1位のトヨタ自動車、2位のドイツのフォルクスワーゲンに次ぐ3位の販売台数に躍り出ます。

一時的には三菱自動車の信頼失墜で販売台数が落ち込み、机上の計算のような販売数にはならないかもしれません。

しかし日産自動車のテコ入れで早急に業績が回復すれば、上位2社に迫る共同企業体に成長しそうですね。

今回の三菱と日産の資本業務提携を皮切りに、再び他の自動車会社の再編も動き出すかも知れませんね。

燃費不正問題の最終補償は?

最後に実際にeKワゴンやデイズにお乗りのオーナーさんがもっとも気になるのが、燃費不正問題に対する三菱自動車や日産自動車からの最終補償がどうなるのか?といった点だと思います。

今回の補償はどちらが?

三菱自動車:燃費不正に関わる費用を補償

日産自動車:再発防止のための人的支援を補償

実質的な保証は、三菱自動車が負う形となります!

では実際に具体的にはどのような補償が受けられるのでしょうか?

三菱自動車側が打ち出している補償項目は以下の2点です。

  • 1.燃費数値差異分のガソリン代の補償

カタログに掲載された燃費数値(国土交通省に虚偽申告されていた燃費数値)と、実際の燃費の差によって生じたガソリン代の差額を三菱側がユーザーに支払うというもの。

  • 2.エコカー減税追加納税の補償

不正発覚前:三菱「ekワゴン・ekスペース」日産「デイズ・デイズルークス」はエコカー減税対象車

不正発覚後:燃費値が悪くなるので、エコカー減税対象車から除外される

「エコカー減税」適用車でなければ、ユーザーに自動車重量税(国税)や自動車取得税(地方税)が課せられる可能性が…

もし、ユーザーに追加の自動車重量税(国税)や自動車取得税(地方税)が課せられた場合は、その追徴課税を三菱側がユーザーに支払うというもの。

国に届けていた燃費自体に不正があったので、この減免額を追加納税しなければいけない可能性が高いですね…

日産デイズやルークスの実際の燃費と販売停止理由は?エコカー減税の三菱の対応は?

補償額の課題

エコカー減税に対する補償は誰にも平等で、よく分かります。

しかし・・・ガソリン代の補償はどうやって解決するのでしょうか?

  • ガソリン価格の変動
  • ユーザーの居住地でガソリン単価が違う

ガソリン代の求め方は、ある程度ユーザーさんに納得してもらえるような数値を出して、全国統一するのでしょうか?

それとも、地域別でガソリン単価を決めて、対応するのでしょうか…?

どちらにしても、対応するスタッフはとても大変な作業となりそうです…

補償額は…?

ユーザーへの補償額1,000億円が必要と試算

日産自動車への迷惑料500億円の見込み

日産自動車から2,370億円の買収金が入ってきても、その大半は今回の補償金に消えていく計算です。

更にこの補償金額は、当初発表された「eKワゴン」「eKスペース」「デイズ」「デイズルークス」の4車種に対する補償試算額なので、今後燃費不正の車種が拡大すれば、三菱自動車の経営基盤を揺るがしかねない事態に陥るかもしれませんね。

今後の保証は?

一時的な保証があったとしても、車は今後も乗り続ける訳ですから、今後の補償がどうなるのかも気になりますね。

現段階では、今後の補償についての発表はありません!

考えられる補償内容

維持費を考えて乗り換えたいと言うユーザーへの対応策として

三菱自動車が通常の査定価格よりも、高く買い取るといった事も今後の補償課題ですね

SUZUKIも?!

さてここに来てスズキも国の定めた方法ではない測定方法で燃費を計測していた事が明らかになりました。

スズキも日産自動車へ軽自動車をOEM供給している企業なのです!

日産にとっては自社の供給元2社が、共に燃費データに不正があったとすると

まさに泣きっ面に蜂状態ですが、三菱自動車に続いて、スズキも買っちゃえスズキになるのでしょうか^^;

やはり企業は公明正大でなければいけませんね!

日産デイズと三菱eKワゴンの中古の価格が格安で最新型が45万円?

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One Response to “日産の三菱買収の理由は?燃費不正問題の補償はどうなるの?”

  1. 日産デイズ・ハイウェイスター・Gターボを昨年に契約致しました。
    今回、購入者に対しどう保証するのか?ニュースでは、10万円のガソリン代補償と拝見いたしました。顧客の気持ち重視ではなく、勝手に判断されるのはおかしいと思い、コメントさせて頂きます。
    発覚までは、自慢して乗っていたものの、ニュースが出た途端に、周囲の目がきつく後悔の念にかられたことも・・・。単純な10万は納得できません。
    プラス、オプション整備とかも考えて欲しいです。

                         日高 紀美代
                       平成28年6月19日

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